
2015年1月1日 元旦。餅つきで始まりました。夜もかなりの降雪で、窓からの雪景色も一段と映えました。

朝食も宿泊者全員がブロイラーの様に並んで頂きます。先程の餅が雑煮とキナコでサーブされ、ちょっとした
正月気分。大晦日~元旦という流れを全く感じる事が無く年が明けたのでね。

宿を発つマイクロバスは3便あったけど、8時20分発の1番バスに乗ったのは言うまでも無い。昨晩は
あまりに早く寝たので、必然的に起床も早く、朝食前にのんびり朝風呂を浴びても余裕でした。
ちなみに、1番バスに乗車したのは、たったの3組6名でした。(笑)
X1に乗り込むとホッとしたのには笑えました。今日は割と長い距離を走る。道はウインターツーリングとして
おあつらえ向き。メインは昨日だったけど、今日も延長戦といった感じでした。

元旦にこんな道を走り抜ける事が出来る幸せ。


単線の踏切が見えると血が騒ぐ。さすがに待ち伏せはしないけど。


何とか暗くなる前に目的地へ到着。この右手の潜り戸から、歩き出します。

遠目に見えたのは・・・・・

山側にも

海側にも

そう、本日の目的は、文字通り極寒にも耐える寒立馬の鑑賞でした。下北半島 尻屋崎。いや、正確にはアタカ。
夏の寒立馬は尻屋崎で放牧されていますが、今の時期は厳しい冬を越す為にアタカへ移動するのです。
昨年の北海道はタンチョウ、アザラシ。今年は寒立馬。冬の北国の風物詩を目に焼き付けます。
雪の中、凍った草を食べ続ける逞しい寒立馬に、珍しく心底感動しました。
暗くなった尻屋崎。本日の宿泊地、下風呂温泉へ向けて出発です。

ショートカットの県道266号を快走。

下風呂温泉の旅館は、アタカに向かう道中の横浜町の道の駅で、電話予約を入れたのですが、相変わらず
笑えます。
最初の旅館はアッサリと 「満室」 で断られました。 この時は、正月だから仕方が無いなぁ~と思い、次の
候補に電話すると、 「本日は元旦なので休館です」 なんだ、さっきと全然違うぞ。 その次の旅館は
「ちょっと待って・・・調べます」 と言ってしばし沈黙。 「大丈夫です」 との言葉にホッとしたのですが、かなり
料金が高い。 一度電話を切り、次の候補に電話すると、何と全く同じ状況。 沈黙が気になったものの
こちらは正月料金とは言え、先の旅館よりも若干、安かったので宿泊をお願いしたのです。
で、19時過ぎに到着。下風呂温泉街は、情緒ある鄙びた感じで好感が持てました。

家族経営と思われる旅館の旦那と女将が暖かく迎えてくれました。
「今日の宿泊はお客さんたちだけですよ~」
これで疑問が解消しました。昨年の北海道・浜頓別のホテルと全く同じ。つまり、こんな時期に最果ての旅館に
宿泊するツーリストなんていないのです。だから、1軒目は「満室」と言って断り、2軒目は正直に「休業」、
3軒目と4軒目は家族会議を開き、泊めるか否かを検討した訳です。 たった一組の客の為に料理を作り
風呂に温泉を貯めるのだから、正月料金も止むを得ない。それでもかなり安いけどね。
で、出てきた部屋食が・・・・・凄い!

アワビの踊り焼き、鮟鱇の刺身、カニ、エビ・・・・・もう皿の数が半端無い。小鉢の数では無い。鍋や盛り皿も
含めて13皿。なんと熱燗もサービス。電話で、「正月用の特別料理なので割高です」 と言われたけど、それは
ウソではありませんでした。これまで数多くのホテル、旅館、民宿に泊まってきたけど、こんなに出品されたのは
初めてです。ちなみに料金は12000円。元旦宿泊の温泉旅館で部屋食・・・格安と言えます。 昨日泊まった
「ランプの宿」 とほぼ同じ値段でしたが、満足度の差が大きい。これは思わぬ 「お年玉」 でした。
温泉の泉質も良く、大大大満足。
年末年始の、あまりのアップダウンの激しさに、今年は波瀾万丈の一年になる予感が・・・・・
テーマ:ツーリングレポート - ジャンル:車・バイク
- 2015/02/05(木) 22:10:25|
- 東北
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寒立馬はやはり冬に出会う方が感動が大きい気がします。(笑)
- 2015/02/06(金) 07:23:03 |
- URL |
- シバタク #PaK5/ZHM
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>ていしあ さん
元旦に押しかけて、この待遇。
宿泊して、申し訳ない気分になったのは初めてでした。
ストマックは無期休業中です。(苦笑)
>シバタク さん
いや、感動しましたヨ。生命力の強さを感じさせてくれました。オススメです。
- 2015/02/07(土) 21:09:13 |
- URL |
- ハリソン #JSlyrjWk
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